特殊小型船舶操縦士試験 学科試験内容
公開日:
:
最終更新日:2018/05/10
小型船舶操縦士 試験対策 特殊小型船舶

特殊小型船舶操縦士試験の学科試験は、下記の内容で行われます。
試験時間は50分です
<科目・問題数・配点>
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項 12問 120点
2.交通の方法 10問 100点
3.運航 18問 180点
合計 40問 400点
<合格基準>
各科目ごとに50%以上の正解、かつ、合計で65%以上の正解(合計26問以上の正解)
2級学科試験と同様に学科試験の内容の9割以上が、過去の試験で出題されたことのある問題、いわゆる過去問が中心となります。そのため、過去問の練習問題をやった分だけ、試験本番で同じ問題が出題される割合が高くなります。
2級学科試験問題よりも難易度は低く、独学での受験も可能な内容です。>/p>
【小型船舶操縦者の心得及び遵守事項】 12問 120点
※2級学科試験の「心得及び遵守事項」の科目とほぼ同じ内容、問題数で、常識的な判断で解ける問題も多く、最も簡単な科目といえます。他に「船舶職員及び小型船舶操縦者法」「船舶安全法」などの各法律に基づく遵守事項、免許制度や免許の更新等の書き換え手続き、小型船舶を所有した際の検査や登録に関する内容などが出題されます。
問1:水上交通の特性
問2:大型船舶の特性、漁船等に対する注意事項、ヨット・水上オートバイの特性
問3:漁具等に対する注意
問4:プレジャーボートの海難事故と事故原因
問5:船長の責任、法令遵守
問6:船長のマナー、国際信号旗
問7:船長の心得
問8:事故発生時の処置
問9:小型船舶操縦者の遵守事項(船舶職員及び小型船舶操縦者法)
問10:小型船舶操縦士免許制度について(船舶職員及び小型船舶操縦者法)
問11:小型船舶の検査・登録(船舶安全法、小型船舶の登録等に関する法律)
問12:環境保全
【交通の方法】 10問 100点
※2級学科試験の「交通の方法」の科目とほぼ同じ内容で、「海上衝突予防法」から6問、「港則法」から2問、「海上交通安全法」から1問、「河川法」「水上安全条例」などから1問、計10問。「海上衝突予防法」を中心とした海事法規の中から出題されます。
海上や港内・河川での船舶どうしの衝突を避けるための航法、動作、ルールをしっかり理解し把握する必要のある内容となります。
問13:行き会い船、追い越し船の航法(海上衝突予防法)
問14:横切り船の航法、衝突を避ける動作(海上衝突予防法)
問15:各種船間の航法(海上衝突予防法)
問16:安全な速力、衝突の危険(海上衝突予防法)
問17:狭い水道等における航法、視界制限状態における航法(海上衝突予防法)
問18:形象物及び信号(海上衝突予防法)
問19:河川・湖沼でのルール、水上安全条例、河川航路標識(河川法、水上安全条例等)
問20:港内における航法(港則法)
問21:雑種船と雑種船以外の航法、港内における制限事項(港則法)
問22:海上交通安全法の適用海域、航路における航法(海上交通安全法)
【運航】 18問 180点
※水上オートバイの特性、構造、操縦の基本、船体各部・構造の名称、航路標識、潮汐・潮流、事故発生時の対処、天気、保存手入れ、などで難解なものはありませんが多様な内容が出題されます。
問23:水上オートバイ操縦者の心得
問24:水上オートバイ操縦時の法定遵守事項
問25:水上オートバイの運動特性
問26:水上オートバイの構造
問27:操縦の基本
問28:危険回避、転覆復原の方法
問29:荒天時の操縦、トーイング時の注意
問30:沿岸・湖川における航法
問31:浮標識
問32:距離・速力の単位、海図図式(記号)、基準の水面
問33:発航前の点検
問34:使用後の手入れ、保守
問35:機関故障の原因及び対処
問36:天気記号
問37:天気一般の基礎知識
問38:潮汐・潮流
問39:事故防止と事故発生時の処置
問40:人命救助、救命設備の取り扱い
1級または2級小型船舶操縦士の免許受有者が特殊小型船舶操縦士の試験を受験する場合は、【小型船舶操縦者の心得及び遵守事項】の科目12問と【交通の方法】の科目10問は免除されるため、【運航】の1科目18問のみの受験となります。
その場合の合格基準は、【運航】科目18問の65%以上の正解となるため、合計で12問以上の正解が必要となります。また、試験時間は20分となります。
小型船舶操縦士試験の内容
2015年度(4月~11月)小型船舶操縦試験合格率 (中間報告)
実技試験よくある失敗例 特殊(水上オートバイ)編
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