1級・2級 実技試験・トラブルシューティング編

公開日: : 最終更新日:2018/05/10 小型船舶操縦士 試験対策 , ,

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1級・2級の実技試験の「小型船舶の取扱い」の試験項目のひとつに『トラブルシューティング』があります。
この試験項目は出題される問題内容のパターンを整理することで理解しやすくなります。

全部で下記の4つほどのパターンからどれかひとつが出題されます。
1. スターターモーターが回らなくてエンジンが始動できない原因を答える
2. スターターモーターは回るが、エンジンが始動できない原因を答える
3. トラブル原因を確認できる計器類を答える
4. ドライブユニットをチルトアップして異常の原因を確認する

1.【スターターモーターが回らないパターン】
スターターモーターが回らない場合の一般的な原因は「電気系統の異常」が疑われます。
この場合、同じ「小型船舶の取扱い」科目の試験項目のひとつである「発航前のエンジン点検」の点検項目の中の電気系統である「バッテリー」と「メインスイッチ」の2つがスターターモーターが回らない原因箇所としてあげられますので、そのいずれかを答える内容のパターンになります。

【問い】 『スターターモーターが回りません。バッテリーに異常はありません。他に原因として何が考えられますか?』
【答え】 『メインスイッチがOFFになっている可能性があります』

【問い】 『スターターモーターが回らない原因にメインスイッチがOFFになっていることが考えられますが、その他の原因箇所で何が考えられますか?』
【答え】 『バッテリーターミナル接続不良などのバッテリー異常が考えられます』

2.【スターターモーターは回るがエンジンが始動できないパターン】
スターターモーターが回るがエンジンが始動できない場合の一般的な原因は「燃料系統の異常」が疑われます。
燃料系統も、「小型船舶の取扱い」科目の試験項目のひとつである「発航前のエンジン点検」の点検項目の中の燃料系統である「燃料コック」「燃料フィルター」「燃料パイプ」「燃料油量」の4つが原因箇所としてあげられますので、そのいずれかを答える内容のパターンになります。

【問い】 『スターターモーターは回りますがエンジンが始動しません。原因として何が考えられますか?』
【答え】 『燃料コックがOFF(燃料切れ。燃料パイプの損傷)になっている可能性があります。』

【問い】 『スターターモーターは回りますがエンジンが始動しません。燃料コックはONになっています。その他の原因箇所で何が考えられますか?』
【答え】 『燃料フィルターの詰まりが考えられます』

3.【トラブル原因を確認できる計器類を答えるパターン】
このパターンは、燃料の残量の確認を含め、トラブルの原因を確認するための警報装置でもある計器類を答えさせるパターンの問題です。
対象となる計器類は「燃料油量計」「電圧計」「潤滑油圧計」「冷却水温計」の4つの計器類が対象となります。

【問い】 『燃料の残量は何で確認できますか?』
【答え】 燃料油量計(FUEL)を指さし『燃料油量計です』

【問い】 『オーバーヒートはどの計器類でわかりますか?』
【答え】 冷却水温計(TEMP)を指さし『冷却水温計です』

【問い】 『バッテリーや発電機に異常があるときはどの計器類でわかりますか?』
【答え】 電圧計(VOLT)を指さし『電圧計です』

【問い】 『エンジンオイル量やフィルターのつまりはどの計器類でわかりますか?』
【答え】 潤滑油圧計(OIL)を指さし『油圧計です』

4.【ドライブユニットをチルトアップして異常の原因を確認するパターン】
このパターンは、いくつかの異常の原因の対処としてトライブユニットをチルトアップして「プロペラ」と「冷却水取り入れ口」を点検するパターンの問題です。
この場合、チルトスイッチでドライブユニットをチルトアップしてプロペラやドライブユニットの側面にある冷却水取り入れ口を確認します。

【問い】 『オーバーヒートの原因として冷却水量の不足が考えられますが、他に考えられる原因箇所を確認してください。』
【答え】 チルトスイッチを押してドライブユニットをチルトアップし、冷却水取り入れ口にゴミなどが詰まっていないか確認する。

【問い】 『船体に振動があります。プロペラの損傷が考えられますので確認してください。』
【答え】 チルトスイッチを押してドライブユニットをチルトアップし、プロペラ回りに損傷などの異常がないか確認する。

 

<< 出題の傾向 >>
この間、当スクールの受講生に聞いた実際の試験で一番出題傾向の高いパターンは、「計器類を答えるパターン」が一番多く、「ドライブユニットをチルトアップして確認するパターン」の出題はほとんどありません。
限られた試験時間の中で、時間のかかるドライブユニットをチルトアップさせるパターンは、他の問題パターンと比べると出題頻度が低くなる傾向があるようです。
一方で、計器類を答えさせるパターンの出題傾向は高いので、4つの計器類の役割・名称はしっかり押さえておくことが大切です。

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